子供は皮膚刺激がよく作用し奏功する。大人に比べて弱く、又短時間の治療で充分。
乳、幼児期に外気の刺激をできるだけ多く受けることで、健康な一生が約束される。
恥骨上縁中央(曲骨)⑴
恥骨上縁、中心から各本人の指巾一本分両横(横骨)⑵
恥骨上縁、中心から各本人の指巾三本分両横(気衝)⑶
腰骨の上端から指巾二本分下で、腰を前後に動かすとともに前後によく動く背骨の上、左右に本人の指巾三本分(大腸兪)⑷
大腸兪の中心(陽関)⑸
へそとみぞおちの中間(中脘)⑹
へそと恥骨上端の中間からやや下(関元)⑺
おむつをつけて就寝し、本人及び特に家族が神経質にならないことが大切。
首を前に曲げると肩の高さで突出する大きい背骨の間(大椎)⑴
大椎から三番目の突起間(身柱)⑵
大椎の下から二番目の突起の両横、本人の指巾二本分(風門)⑶
屋根のない屋外で皮膚を外気にできるだけ長く触れるように、直射日光は避ける。
発作のない時に治療する。
耳の下線を後に頭骨の下縁(天柱)⑴
首を前に曲げると突出する頸椎と胸椎二個の大きい突起の間(大椎)⑵
肩の高さで突出する下の方の骨から次の突起両側、本人の指巾二本分(風門)⑶
突出する下側の骨の次の骨の下(身柱)⑷
前かがみになり、背側、肋骨のいちばん下の骨間の上で横に本人の指巾二本分(脾兪)⑸
頭の頂上(百会)⑹
みぞおちとへその中間(中脘)⑺
へその下、本人の指巾三本分(気海)⑻
乳児には全ての治療点は多すぎるので、一~四にする。
活力(体力)が弱い場合は外気浴が有効。
両方の腹壁と内股の間。更に腸炎の点(第35図)も合わせる。
体が弱く、又便秘や咳、泣きさけんで、腹圧が高くなると押し出される。
くせになりやすいので、なるべく出ないように心がけ、体力を高めるよう心がける。
腹腔に戻らなくなったり、吐気をもよおす場合は手術が必要。