治療点のとり方 < 器官系別 > | 消化器系の病気

治療点のとり方 < 器官系別 >
消化器系の病気
嘔吐(はきけ)(第33図)

 下唇の下の窪み(承漿)⑴
 のど仏の下の窪み(天突)⑵
 胃痛の各穴
 感覚器、神経が原因のものは「乗り物よい」の1(内関)、2(労宮)を加える。

嘔吐(はきけ)(第33図)
胃痛・胃痙攣・腹痛(第34図)

 下腹部、臍下手指四本分巾(石門)⑴
 足裏、中趾第二節横紋の中央 ⑵
 下肢、膝前外側、前脛骨筋上端(足三里)⑶
 みぞおちと臍の中間(中脘)⑷
 臍の両側、指三本巾(天枢)⑸
 背骨の両側、4センチ巾で痛む所の高さへ ⑹

胃痛・胃痙攣・腹痛(第34図)
胃炎、胃潰瘍

 胃痛の各穴の内、足三里と中趾二節の穴を除く。
(足三里は胃酸の分泌を促進するため)

腸炎、下痢(第35図)

 膝の前外側下、前脛骨筋の上縁窪み(三里)(1)
 膝の前外側下、前脛骨筋の上縁窪み(三里)⑴
 足外踝の下縁(申脈)⑵
 臍とみぞおちの中間(中脘)⑶
 臍の両側各4㎝(天枢)⑷
 臍の真下、手の指三本巾(気海)⑸
 腰の細くなる高さで、背骨の両側4㎝(気海兪)⑹
 腰骨の上端の高さで背骨の両側4㎝(大腸兪)⑺
 背骨の4㎝両側で腰骨の突起が触れる真下(小腸兪)⑻
 神闕(へそ)及びその周辺を温タオル、カイロ、ヘアドライヤー等で温めると速効するが、悪い物を出さなければならないときは、下痢を止めてはいけない場合がある。

腸炎、下痢(第35図)
便秘(第36図)

 脇下部第11肋骨端の下(章門)⑴
 下肢裏側、つま先に力を入れると吊り上がる腓腹筋の谷間(承山)⑵
 膝の前外側、前脛骨筋の上部(上巨虚)⑶
 臍(へそ)の周囲(神闕の周囲)⑷
 臍の両横4㎝(天枢)⑸
 便意は大脳の支配を受け易く排便の時刻、思考や状況に影響されるために、条件付けが有効。

便秘(第36図)
痔、脱肛(第37図)

 頭の頂上(百会)⑴
 尾骨先端の下(長強)⑵
 腰のいちばん細い高さ、背骨の両側4㎝(腎兪)⑶
 仙骨穴(上髎、次髎、中髎、下髎)⑷
 下肢、つま先立ちをすると持ち上がった腓腹筋が谷になったわかれ目(承山)⑸
 下肢、内踝の中心から上に9㎝、脛骨の後縁(三陰交)⑹

痔、脱肛(第37図)